コンビニ土下座事件で漏れてくる苦しいFC店オーナーの本音

20140909-00000081-zdn_n-000-0-view大阪府茨木市のコンビニエンスストアで、客として訪れた無職の男らがトラブルへの謝罪として土下座を強要し、商品を脅し取るという事件が発生し、話題になっている。

事件が明るみになったのは、男らが動画を撮影して自らネット上にアップし、派手に「炎上」してネット民の怒りと注目を集めたことから、異例のスピード逮捕に至った。動画では、男女数人が店員とトラブルになった様子や、その後店員らに謝罪を求め「謝りに行くときは手ぶらで行きまんのか?」「(仲間に)タバコ何吸うてんの?」などと品物を要求する発言、店員ら3人を1時間以上にわたって執拗に恫喝し、土下座させる様子などが含まれていた。

ところが東スポの取材によると、茨木署へ相談に来たオーナーは、「穏便にやりたいから被害届は待ってください」と消極的だったとのこと。

他にも「店を守るためなら土下座をすることは恥ずかしいと思っていません」。「マジメに勤勉にやってギリギリという商いをさせてもらっている。こうやって世間を騒がせて、もしお客さん減るとしんどい」などのコメントを残しており、コンビニのフランチャイズオーナーの苦しい胸の内が現れているようだ。事件のきっかけとなった店長も、このオーナーの息子であり、家族経営で頑張っていることが伺える。

ネットでは、

・本気で生きている人の言う事は重みが違うな
・オーナーが出来た人間すぎて泣ける

とオーナーの態度を評価する声もあるが、

・DQNに屈する店の方が行きたくない
・こんな店でDQNが因縁つけてきても店は客を守ってくれなさそう

という厳しい評価も聞かれた。
炎上事件で一躍有名になってしまったコンビニだが、騒動の収束後に客足が遠のいたりしないことを祈りたい。

男2人を逮捕!「コンビニ土下座」恐怖の一部始終